車買取業者の悪質と思われる行為と見極め方は?良し悪しの見分け方はあるの?

更新日 2023/10/20
JPUC事務局

一般社団法人日本自動車購入協会(JPUC) JPUC事務局

一般社団法人日本自動車購入協会(JPUC) JPUC事務局

一般社団法人日本自動車購入協会(JPUC)は、車買取業界の健全な発展のため業界団体の設立が望まれて2014年に設立されました。JPUCは「一般消費者への安全・安心なサービスの提供」という理念のもとに、顧客への不当な勧誘を防止し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択、および一般消費者が安心かつ安全に契約できる環境を提供することで、自動車の取引の公正化を図っております。

「悪質と思われる行為は具体的にどんなもの?」
「買取業者の良し悪しはどう見分けたら良いの?」

トラブルが多い買取業者と契約してしまったらどうしようと、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。この記事では、車売却について悪質と思われる行為や、困ったときの相談先について解説します。

これから車売却を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

車買取で悪質と思われる行為とは?

車買取の際の悪質と思われる行為として、以下のような例が考えられます。

契約締結の強要

他の買取業者との比較を避けるために、契約の即決を迫られる場合があります。
他の業者と比較したい、他の業者とすでに約束をしているなどの場合は、はっきりと契約しない意思表示をすることが必要です。
契約しないと断るより、キャンセルを申し出ることの方が、はるかに労力がかかります。契約は自己責任ですので、慎重に取り交わすよう心がけてください。なお、四輪自動車の売買は、クーリングオフの対象外です。

売主に不利と思われる契約条項(約款)

買取業者によっては、契約書の契約条項(約款)に「売主側からのキャンセルは一切不可」など、不利な条件を定めている場合があります。
契約する際は、契約書や契約条項の内容をしっかり確認することが大切です。また、わからない点がある場合はサインをする前に担当者に説明を求めてください。

高額な違約金請求

契約後にキャンセルをした場合、相手の買取業者から「契約後の契約解除については、一律10万円の違約金がかかると契約書に定められている」などと、法外な違約金を請求される場合があります。

消費者契約法(第9条 第1号)では、「時期等の区分に応じ、当該消費者契約と同種の消費者契約の解除に伴い当該事業者に生ずべき平均的な損害の額を超えるものについては、当該超える部分を無効」としています。 

高額な違約金を請求された場合は、支払う前に自治体で開催される法律相談やJPUCなどに相談することをおすすめします。

契約後の減額

査定の際、申告した修復歴などに関して「思ったより損傷が酷かった」、「修復歴に気づかなかった」といった査定員の見落としについては、買取業者側の責任となると思われるため、売主が責任を負う必要はありません。

ただし、故意に修復歴があることを隠したり、過少申告した場合、売主は契約不適合責任を問われる可能性があります。

修復歴以外の修理歴、冠水歴・雹害歴などの災害歴、メーター交換歴、車の機構上の不具合など、査定時に知りうる限り申告してください。

入金されない

車と譲渡書類を約束の期日に引き渡しているにも関わらず、特段の理由の説明もなく、契約書に約束された期日に支払いがされない場合、買取業者側の契約不履行と考えられます。
手続きミスによる遅延以外にも、資金繰り悪化、倒産や事務所閉鎖で連絡が取れなくなっているということも考えられます。
入金期日に速やかに確認を行い、万が一入金がない場合は、買取業者に連絡を取る、直接事務所を訪ねるなど、早急な対応をしてください。

トラブルを回避する方法

売却のトラブルの要因は多岐にわたるため、すべて回避することは残念ながら難しいと言わざるをえませんが、少しでも回避するための方法について説明します。

ぜひ参考にしてみてください。

買取相場の事前リサーチ

JPUCの車売却消費者相談室には「最初に来た業者と契約をしたが、次に来た業者の方が断然金額が高かった。買い叩かれた」といった相談がときおり寄せられます。
買取価格の相場は、買取業者のサイトや口コミサイトを通じて調査することが可能です。車種や年式、走行距離に応じて価格を調べることができます。事前に相場を知ることで、こういったトラブルは避けられると思いますので、利用してみてください。

口コミを事前に調べる

また、車売却で契約した後や、トラブルに発展した後に、「口コミを見てみたら悪評が多かった」といった相談も少なくありません。
インターネット上の情報を全面的に信頼することはお勧めしませんが、ある程度の参考にすることで、悪質な買取業者との取引が回避できる場合もあります。

複数の買取業者への査定依頼

車売却を検討する時には、複数の買取業者の査定を受けた方がよいでしょう。

金額はもちろんのこと、契約条件(契約条項)やサービスが買取業者ごとに異なります。また、担当者の対応なども比較し買取業者を選ぶことができます。

トラブルになったときの相談先

トラブルなく車売却を進められることが理想ですが、万が一トラブルに発展した場合に相談できる専門機関を紹介します。

一般社団法人日本自動車購入協会(JPUC)

一般社団法人日本自動車購入協会(JPUC)は、車買取業界の健全な発展のために設立された自主規制団体です。
「一般消費者への安全・安心なサービスの提供」という理念のもとに、顧客への不当な勧誘を防止し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択、および一般消費者が安心かつ安全に契約できる環境を提供することで、自動車の取引の公正化を図っています。

JPUCでは、自動車買取に関する困りごとを相談できる「JPUC車売却消費者相談室」を運営しています。車買取業界に精通したベテラン相談員が、困りごと・ご意見・ご質問に迅速にお答えするため、車売却契約でトラブルなど困ったこと、わからないことがあった際は相談してみましょう。

各自治体の法律相談

お住まいの地域の市役所や区役所にて、法律相談ができる窓口が開設されています。
法的なアドバイスが必要な方は、まずは各自治体の法律相談に相談することをおすすめします。
「〇〇市 法律相談」「〇〇市〇〇区 法律相談」などのキーワードで検索をすることで、お住まいの自治体で開催される法律相談に関する情報が出てきます。

悪質と思われる買取業者を見極めてトラブルを避けよう

この記事では、車売却における悪質と思われる行為について、具体的な事例や対応策、事前に見極める方法などを紹介しました。
 
ぜひ参考にしてみてください。

JPUC車売却消費者相談室

「買取価格を減額された」「違約金を請求された」 車買取のトラブル、まずはご連絡ください。

トラブルに巻き込まれても諦めないでください!JPUCが解決できる可能性があります。
車買取業界に精通したベテラン相談員が、困りごと、ご意見、ご質問に迅速にお答えします。

車買取におけるトラブルは、契約書の内容や状況によって対処するべき方法が異なります。
詳しい内容をお聞きしてからでないと適切にお答えすることが難しいため、お電話でヒアリングをした上で助言させていただいております。

お電話でのご連絡がスムーズです。
まずはお電話で、お気軽にご相談ください。

0120-93-4595 受付時間 9:00 〜 17:00(土日祝定休)

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