更新日 2024/11/19

相談内容
通勤で使っている車の代替をすることになり出張査定を依頼した。査定の際、買取業者に修復歴や不具合はないと伝え、売買契約を取り交わした。新しい車が納車される約1か月後に車を引き渡す約束をしているが、最近走行中に異音がするようになった。
売却したお金をあてにして新しい車の購入も済ませている。申告することで契約金額を減らされてしまったら困る。出張査定を受けた時は異音を感じることもなかったので、嘘をついたわけではない。このまま異音のことを買取業者へ申告せず車を引き渡してもいいですか。
回答
売買契約を取り交わした買主に対し「知りうる限りの車の状況」を申告することは売主の責務です。
今回のご相談では「査定前には感じなかった異音が発生した」とのことですが、査定後であっても不具合や異音が判明した場合は、早急に買取業者に報告してください。
報告の内容によっては再度査定となり、当初の契約金額から減額、あるいは契約解除を求められるかもしれません。しかし減額や契約解除を避けたいからといって、不具合や異音が発生している事実を故意に隠したり、過少申告をしたことが判明した場合、さらに大きなトラブルに発展する可能性があります。また、異音や不具合だけでなく、新たな損傷があった時も正直に申告することが大切です。
心配なことやわからないことは、買取業者に随時確認をしながら契約を進めるようにしてください。