売買契約を取り交わし、車の引き渡しをしたが、名義変更前に事故や違反を起こされた場合、所有者が責任を負わないとならないのか

更新日 2025/05/07

相談内容

車の売買契約を買取業者と取り交わし、車と必要書類は後日あらためて自宅まで取りに来てもらう約束をした。てっきりキャリアカー(車両積載車)で運ぶと思っていたが、引き渡し当日、担当者が電車と徒歩で自宅まで来た。

車検はまだ残っているものの、万が一帰る途中で事故や違反を起こした場合、車検証上の所有者である自分に責任が及ぶのではないかと不安に思ったが、担当者が「安全運転で戻ります」と言うので、そのまま帰すわけにもいかず車を渡した。

無事に店舗に戻れたようだが、この後名義変更の手続きが終わるまでに事故や違反があったらどうなるのか。

回答

売買契約後、名義変更前の事故や違反についての責任の所在は、基本的に車の引き渡し前と後で区分されます。今回のご相談者が不安に思われている、車を引き渡した後の事故や違反に関しては、原則買取業者側の責任となります。買取業者によっては、契約条項を定めている場合もありますので、まずは契約書を確認してみてください。

ただし、名義変更手続き前に事故や違反が発生した場合、車の所有者である相談者の元に警察署などから連絡や通知が来る可能性があります。その際、「買取業者へ売却する契約をした」「車両を既に引き渡している」と明確に証明できるに越したことはありません。(交通違反に関しては弁明書などの提出が必要な場合もあります)

証明となりえるのは、以下のような書類です。

  • 引き渡し期日、引き渡し方法などの明記がある「売買契約書」
  • 買取業者および車両搬送を請け負った業者へ車を引き渡す際に発行される車両引渡証(車両受領証など、名称は各社異なります)

これらを交付してもらうことで、万が一事故や違反があっても、第三者に対し「いつ」売買契約を取り交わし、「誰に」車両を引き渡した、などを証明できます。

事故や違反に限らず、売買契約に関するトラブルに発展した際、「契約書がなく、契約の内容がよくわからない」「車両の引き渡しを証明できない」などといったことを防ぐため、契約書や車両引渡証の取り交わしはもちろんのこと、入金が済んだ後もしばらく保管することをお勧めします。

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