父所有の車の売買契約を取り交わしたが、売却を反対されてしまった。署名をしたのは父ではないので、契約は無効になりませんか。

更新日 2025/06/06

相談内容

自分は成人しているが、現在両親と同居しており、父親名義の普通自動車を共用している。「そろそろ車も古くなってきたし、今この車を売ったらいくらになるのか」と思い、買取業者の店舗に赴き査定を受けたところ、思っていたより高い買取金額を提示されて、なおかつ「今日契約していただけたら上乗せします」と言われた。

この金額で売れるのはまたとないチャンスと思い、査定の担当者から「お父様(所有者)の印鑑証明書や実印を押していただく書類が必要になりますが、売却に同意されているということでよろしいですか」と問われた際も、勢いで「大丈夫です」と答え、売買契約書に自分の名前でサインした。

帰宅し、父親に売買契約をしたことを伝え、印鑑証明書の発行を頼んだところ「乗る車がなくなったら困るし、今売る気はないからキャンセルして」と断られてしまった。車も古いから買い替えようと話したが、「あの車はお前のものではない。無断で売る契約をしてきて勝手なことを言うな」と怒っている。

所有者である父の同意は得られなそうだ。自分の名前で署名しているので、契約として無効になりませんか。

回答

売却の契約を取り交わす際、「所有者の同意を得られているか」という問いに対し、相談者が「大丈夫です」との回答をしたのであれば、買取業者としては『所有者と同居している成人』である相談者の回答をもって同意を得たということで契約手続きを進めるでしょう。また、契約書の署名が相談者のものであっても、同様の理由から契約自体無効とはならないと考えられます。

したがって、今回のご相談については

  • 所有者であるお父様と話し合い、売却契約について同意を得る
  • 買取業者に事情を正直に伝え、契約解除を申し出る

しかありません。

「今日契約してもらえたら、契約金額を上乗せする」といった買取業者のセールストークは魅力的に思うかもしれません。しかし、車の所有者は相談者ではなくお父様です。本来であれば、契約書に署名する前に電話などでお父様に売却の意思確認をすべきだったと思われます。

車の売買契約はクーリングオフできません。契約解除にあたって更なるトラブルに発展することもあります。勢いではなく、冷静に考えて契約するよう心がけてください。

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