相談内容
一括査定サービスを通じ査定を依頼し、2日にわたり買取業者数社の出張査定を受けた。その中で一番条件の良かった買取業者と売買契約を取り交わした。週末に車を使用する予定があったため、1週間後の引き渡しを約束し、期日に車と必要書類を自宅まで取りに来てもらった。担当者から車両受領証を手渡され、「買取代金は1週間後に指定の銀行口座にお振り込みします。」との説明があった。
支払日の前日、担当者から「査定時にはなかった凹みが第三者機関で判明したので減額になります。金額はこれから確認しますが、応じていただけないようなら、お約束の期日にお支払いできません。」と連絡があった。
査定から引き渡しまでの1週間、凹みができるようなことはなかったように思い、「車を確認させてもらうか、該当部分の写真を撮って見せてほしい。」と依頼したが、「既に第三者機関に輸送しているので無理です。」と応じてもらえなかった。
しかし、元から凹みがあったかどうかもわからないし、かといって引き渡しまでに凹みがなかったという証拠もない。約束した期日に契約金額が支払われないと困る。こういったトラブルに対し、どのように話を進めたらよいでしょうか。
回答
今回のご相談では、買取業者から「1週間後と約束した支払日の前日」、すなわち「引き渡しの6日後」に凹みが判明したとの連絡があり、車は「既に買取業者から第三者機関に輸送されている」とのことでした。
買取業者に対し、『査定後から引き渡しまでの間に車に凹みが生じていた』証拠を提示するよう求めてください。
なぜなら、車が相談者の手を離れてから6日経過しており、買取業者への輸送中や保管中、または第三者機関への輸送中や保管中に凹みが生じた可能性も否定できないからです。
本来であれば、買取業者は車を引き受ける際、査定時と現在の状態に差異がないか、速やかに確認(検収)を行うべきと考えられます。もし、相談者から車を引き受ける時既に凹みがあったのであれば、確認(検収)を怠って第三者機関に輸送したともいえます。
今回のご相談者は「2日間で数社の査定を受けている」とのことでしたので、同日(可能であれば契約した買取業者より後に)査定した買取業者に事情を説明し、「該当箇所の凹みの有無」を問い合わせてもよいかもしれません。もし、査定時に既に凹みがあったとすれば、契約した買取業者が見落としをしていたということになり、契約成立後の減額請求は認められない可能性が高いからです。
担当者ではなく、店舗責任者と話をすることをお勧めします。約束した期日に支払いがなされないようであれば、支払日をあらためて取り決め、書面で交付するよう申し入れるとよいでしょう。
トラブルを避けるために
■かならず買取業者と双方で車両の確認を行う
買取業者が車を引き取りに来た時、査定時と現状の傷・凹みが相違ないか、お互いに確認することで今回のようなトラブルを避けることができます。
■引き渡し時の写真を撮っておく
特に、買取業者に委託されている陸送業者に引き渡しを行う場合は、引き渡し時の車の写真を撮っておくとよいでしょう。加えて、買取業者に車が輸送されたら、速やかに検収を行うよう、前もって要請しておくのもひとつです。